当社リアルトでは、web(ホームページ)の制作・開発に関してwebflowとwordpressを使用しています。
Webflow(ウェブフロー)を聞いたことがない方がまだ多いと思いますがリアルトでは2022年から実案件に採用しており、Webflow自体でのホスティングや、webflowからwordpressに実装する手法も取っております。
まずはwordpressとwebflowの歴史と主な機能の違いとそれぞれの強みに関して記載していきたいと思います。
WordPressとWebflowは、両方ともウェブサイトを作成するためのプラットフォームですが、歴史、機能、および強みにはいくつかの違いがあります。
以下に、それぞれのプラットフォームの主な機能とそれぞれの強みを紹介します。
WordPressの歴史
- WordPressは、最初は2003年にマット・マレンウェッグによってブログプラットフォームとして開発されました。
- 当初は簡単なブログ作成ツールとして始まりましたが、徐々に機能や拡張性が向上し、CMS(コンテンツ管理システム)としての使用が広まりました。
- WordPressはオープンソースプロジェクトであり、グローバルなコミュニティによって支えられています。
- プラグインやテーマの豊富な選択肢があり、カスタマイズ性が高く、さまざまな用途に対応できる柔軟性があります。
- 現在、WordPressは世界中で広く利用されており、個人ブログから企業のウェブサイトまで幅広い用途で活用されています。
特にサーバー代以外では無償でウェブサイトを作ることが可能なので、まずはwordpressから始める方も多いのではないでしょうか?
Webflowの歴史
- Webflowは、2013年にヴラディミール・マルシャンスキーによって設立された会社です。
- Webflowは、デザイナーや開発者に対して、コーディングの知識が豊富でなくてもプロフェッショナルなウェブサイトを作成することを可能にするツールとして開発されました。
- Webflowは、ビジュアルなエディタと強力なデザインツールを組み合わせており、ドラッグアンドドロップでウェブサイトを構築することができます。
- レスポンシブデザインやインタラクティブな要素など、モダンなウェブデザインのトレンドに対応しています。
- Webflowは、デザイナーにとって使いやすく直感的なツールであり、高品質なウェブサイトを作成できることで海外で人気です。
利用料はかかりますし、ツールやサポートは基本的に英語なので、国内ではまだ利用者が多くはないのが現状です。
ですが、コーディング知識があり、インタラクティブ性、アニメーションを豊富に使いたい場合など、このツールの凄みを感じることができるかと思います。
WordPressの主な機能
- プラグイン機能 – WordPressには、様々なプラグインがあり、多様な機能や統合が可能です。
- カスタマイズ可能なテーマ – WordPressは、ユーザーが選択できる多様なテーマを提供します。また、ユーザーが独自のテーマを作成することもできます。
- コンテンツ管理(CMS) – 複数のユーザーがコンテンツを管理できるように設計されています。
- コミュニティとサポート – WordPressは、多くの開発者とコミュニティに支えられており、web検索でも多くのサポートを求めることができます。
Webflowの主な機能
- ビジュアルエディター – Webflowには、ビジュアルエディターがあり、Webページを設計し、視覚的、直感的に編集するのに役立ちます。
- ホスティング – Webflowは、ホスティングも提供する(wordpressと異なりサーバを内包)ので、サイトを作成してから難しいことなく直接公開できます。
- CMS – Webflowには、コンテンツ管理システム(CMS)が組み込まれており、運用においても簡単に、スピーディにコンテンツを編集できます。
- インタラクティブなアニメーション – Webflowには、強力なアニメーション作成機能があり、ウェブサイトをより動的にすることができます。
WordPressとWebflowの強みを、サービスやサイトを運営する視点で比較して、それぞれのメリットを紹介します。
運用面でのユーザビリティ
wordpressの場合
WordPressは、レガシーなUIではありますが普遍的な管理画面を備えています。また、多数のプラグインとテーマが利用可能で、オープンなコミュニティが存在しているため、コスト効率が高く、幅広いカスタマイズが可能です。
サーバー代以外のCMS(コンテンツ管理システム)代金をフリーにすることができるため、小規模サイト・中小企業のコーポレートサイトなどにおいて取り入れやすいです。
初期投資やライセンス費用がかからない点は大きな魅力ではあります。
無料・有料のテンプレートサイトや便利な機能を追加するプラグインも多くあり、それらを活用することで、短期でウェブサイトをリリースすることができます。
またブロガーなどにも人気でオープンなコミュニティによってhtml/cssなどの知識がなくても見よう見まねでカスタマイズできる点も魅力な部分です。
と良いことばかり記載しましたが、反面、デメリットもあります。
こちらは別の機会に記載します。
webflowの場合
Webflowは、ビジュアルエディターを利用してデザインを行うため、視覚的にウェブサイトを編集でき、管理画面においても理解しやすくスピーディに更新可能です。
- ビジュアルなデザインと直感的な操作: Webflowはビジュアルな編集ツールを提供しており、コーディングの知識が豊富でなくてもウェブサイトをデザインできます。直感的なドラッグアンドドロップの操作やリアルタイムのプレビュー機能によって、デザインの自由度が高く効率的に作業できます。
- レスポンシブデザインの容易さ: Webflowではレスポンシブデザインを簡単に実装できます。デザインのプレビュー時に異なるデバイスや画面サイズでの表示を確認することができるので、多くの実機確認の時間を削減して、ブラウザ上でレスポンシブなウェブサイトを圧倒的スピードで実装できます。
- CMS機能の柔軟性: Webflowには強力なCMS(コンテンツ管理システム)機能が組み込まれています。コンテンツの作成、編集、公開を直感的に行えるだけでなく、カスタムフィールドやコレクションの作成、データベースの管理など、柔軟なコンテンツ管理が可能です。
- ホスティングとセキュリティの提供: Webflowはウェブサイトのホスティングも提供しており、セキュリティやパフォーマンスの面で優れた環境を提供します。SSL対応や高速なサーバー、定期的なバックアップなどの機能が組み込まれているため、安全かつ信頼性の高い運営が可能です。
- パワフルなインタラクティブ要素: Webflowはインタラクティブな要素やアニメーションの作成が容易です。ビジュアルエディタ上でマウスオーバーやクリックなどのアクションに対して要素の動きやスタイルを設定でき、ユーザーに対して魅力的な体験を提供できます。
- コーディングの自由度: Webflowでは必要に応じてHTML、CSS、JavaScriptのコードに直接アクセスできます。デザイナーとデベロッパーの間での協力を促進し、高度なカスタマイズや拡張性を実現します。
- コミュニティとサポート: 活発なコミュニティと豊富なサポートがあります。Webflowの公式フォーラムやディスカッショングループでは、他のユーザーやエキスパートと交流し、アイデアやベストプラクティスを共有できます。また、Webflowのサポートチームは親切で迅速な対応を行っており、問題や疑問に対して助けを受けることができます。ただし、、、基本的には英語のみです。
- プロジェクト管理の効率化: Webflowにはプロジェクト管理機能が組み込まれており、デザインやコンテンツのバージョン管理が可能です。
- SEO対策の強化: SEOに対して優れた機能を提供しています。メタタグの設定やURLの最適化、サイトマップの生成などの機能によって、ウェブサイトの検索エンジン最適化を容易に行えます。
- マルチサイト管理の便利さ: 複数のウェブサイトを一元管理することができます。異なるプロジェクトやクライアントのウェブサイトを同じアカウントで管理できるため、効率的な運営や管理が可能です。
こちらも反面デメリットはありますので別の機会に記載したいと思います。