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ロゴ作成のプロセス、グリッドシステムのメリット、デメリットとは?

Feb 2020
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目次

ロゴグリッドとは何か?

ロゴグリッド(Logo Grid)/グリッド・システムまたはコンストラクション・ガイド(Construction Guide)

さらにはコンストラクション・グリッド(Construction Grid)、様々な言い方がありますが、近年多くのデザイナーに人気のあるデザインプロセスです。

このグリッドシステム(以降グリッドと省略)は、視覚的に調和を保ち、美しいと思わせる洗練されたデザインを提供しやすくすることができます。

元々はJosef Muller-Brockmannが考案したとされています。

ヨーゼフ・ミューラー・ブロックマン(Josef Muller-Brockmann)

1914年5月9日-1996年8月30日

スイスの グラフィックデザイナーで あり、教師でした。

彼は、大学と チューリッヒ  美術館の 両方で、 建築 、 デザイン 、 美術史 を学び ました 。

1936年、彼は グラフィックデザイン 、展示デザイン、 写真を 専門とするチューリッヒのスタジオを開設しました。

1951年から彼はチューリッヒの トンハレの コンサートポスターを制作しました。

1958年、RP Lohse、C。Vivarelli、およびH. Neuburgとともに New Graphic Designの 創立編集者になりました。

1966年、彼は IBMの ヨーロッパデザインコンサルタントに任命され ました 。

ブロックマンは、21世紀の多くのグラフィックデザイナーにインスピレーションを与えるシンプルなデザインとタイポグラフィ(特に Akzidenz-Grotesk )、形、色のクリーンな使用で知られています。

ロゴを作成するプロセスにおいてグリッドは、美しい図形の調和を作成するのに役立つツールです。

グリッドは、利用するグリッドラインのかたちによってさまざま異なります。

グリッドは、印刷用やウェブサイトのデザインなどでも活用されています。

 利用されるグリッドデザインの中には、写真撮影などで用いられる法則や、黄金比などを取り入れるケースもあります。

Webのグリッド例

グリッドを活用するメリットとは?

ロゴにおいてグリッドを利用するメリットを以下のようなものです。

  • 形状、ディティールを整理し、フォーカルポイントを作成する手助けをしてくれます。
  • シンプルで、流行にとらわれないデザインにすることができます。AppleやShellなど、シンプルで著名なロゴデザインを想像してみてください。
  • グリッドによってデザイン性が制限されるというヒトもいますが、グリッドはフレキシブルに使うことが出来ます。
  • グリッドは、どこにラインを描いたり、動かしたり、くっつけたりしたら良いのか?感覚的に分かりやすく伝えてくれます。
  • グリッドは余白スペースや、デザイン全体の調和などを取りやすくしてくれます。
  • グリッドは、デザインをさらにブラッシュアップすることができます。

グリッド利用のデメリットは?

グリッドを利用したロゴ作成には、以下のような批判的な意見も聞かれます。

  • 特定の図形やパターンを利用することで、クリエイティブに制限が生まれるのでは?また完成したロゴが、他と似通うのでは?
  • オリジナルのグリッドを作成するのはむずかしく、時間もかかってしまいます。
  • またカーブ曲線を利用するには、テクニックと慣れが必要になるのでは?
  • 数学的な意味合いを含んだグリッドになりやすい。
  • グリッドに阻まれて、いつグリッドルールを壊して良いか分からずに、デザインプロセスが制限されてしまうのでは?

まずは、グリッドシステムを活用されたロゴをいくつか紹介します。

Animal Logos Vol 2

by Tom Anders Watkins

サークルだけで作られているが、よく見るとヒレ、尻尾など若干ガイドを無視しているのがわかるかと思います。これが意図的な崩しですね。

Grid Friday

by Vadim Carazan

Tree Grid

by George Bokhua

Flamio

by Tato Mamulashvili

Mtrl Kyoto

by hiromi maeo

京都の多目的カフェのロゴ ブランディング 資料も秀逸です。

Justalk Logo Grids

by Ramotion

Fire!

by Aiste

Deer

by artism_design

New Brand Softmogul

by Aldo Hysenaj

F + Bird

by Alfrey Davilla | vaneltia

A + Fox Logo with golden ratio

by DAINOGO

Scout grid

by Roy Smith

Whale Grid System

by Gostaf Norista

A logo

by Helvetic Brands_

ロゴグリッドは使うべきなのか?

最後に本題に戻り、グリッドシステムは利用する「べき」でしょうか?

私はベースとなるデザインを作成し、5-7割完成度でグリッドを組み合わせます。

こうすることでロゴをどのように再構築すべきか?ブラッシュアップの可能性、変更点を分かりやすく理解でき、次の工程を進みやすくしてくれると思っています。

ロゴを作ったことがある方は実感していると思いますが、ロゴをゼロから制作するには、膨大な時間がかかります。

もしも、企業用ロゴやブランドイメージを作成する場合、デザインの構造が理解しやすくなるグリッドを採用することを推奨します。

その後オリジナリティーな崩しを狙う、という手法がおすすめだと考えております。

この記事は2020年に書かれたものです。

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